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天草ブランドの取り組み

天領アジ

2012年10月15日(月)
天領アジ熊本県の南西部にある天草諸島のうち、天草下島の北西端に位置し、西は天草灘、北は千千石灘に面した美しい海に囲まれた島に苓北町があります。
澄みきった空、青い海、そして、水平線にゆっくり沈んでいく夕日‥この美しい自然の多い苓北町では、さまざまな町づくりの活性化が行われています。活性化の一つとして、天領アジのブランド化に力を入れています。
漁場は、外海の天草灘で、海面漁業では、一本釣り、磯建網、潜水、えびこぎ網、採藻などが営まれていますが、その中でも一本釣り漁業は、生産量・生産額ともに最も大きな比重を占めています。
地元では、大型のアジにはあまり高値がつかず、「もったいない」と感じていた時、京都への「送り」により、大型の釣りアジが高値の可能性を知り、漁業者・漁協・町・市場関係者の四者の協力で始め、現在の高値に繋がったアジが「天草天領アジ」となり、ブランド化されました。高級品としての出荷を試みる事により、自分たちでも試行錯誤を繰り返し、魚の取り扱いや荷造り方法などで改善を図りました。また、中型の「天草天領アジ」は、東京への出荷により、ブランド化に成功し、大きさにより出荷先を変えることで多くのアジをブランド魚として出荷することができるようになりました。こうした成功の秘訣は、漁業者が、手取りの多少にこだわらず、一致団結して取り組んだことであると思います。しかしながら、ここ近年の釣りアジの漁獲量が極端に減少しており、資源を有効に利用していくためには、資源管理や取り組むべきことは多いが、ブランドとしては、さらに足腰の強いブランドとしていきたいと考えております。
「天草天領アジ」の天領とは、天草が昔、幕府直轄の「天領」であったことから、「天草天領アジ」と名付けられました。 天草は、貴重な水産物の宝庫であり、美味しくて品質の高い「天草天領アジ」を含め、もっと多くの水産物を多くの方へ広めていきたいと思います。
 【表彰】 平成17年開催の青年・女性漁業者交流大会で「農林水産大臣賞」を受賞

最終更新日[2013年12月18日]
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