平成30年7月13日(金) JICA横浜が主催する、 2018年度チュニジア国別研修「水産資源共同管理及び水産物付加価値向上(第二年次)」 の研修コースにてチュニジアより12名の研修員の方が来日されました。 天草漁協上天草総合支所では、セリや魚の選別、水揚げの様子などを見学された後 漁業協同組合の仕組みや活動内容についての講義を行いました。
水産物加工場の見学のようす
チュニジアは北アフリカに位置し、地中海に面しています。 中部・南部海域は広い大陸棚を有し、チュニジア漁業の中心地となっているそうです。 しかし、一部の大小トロール漁船の沿岸漁場への侵入により、 過剰漁獲と藻場の破壊が進んだため漁場悪化が問題に、、、
また、チュニジアでは漁業者の組織化が始まっているそうですが、 日本の漁業協同組合のような組織が確立されておらず、 行政や研究機関、漁業者の連携がうまく行われていないそうです。
そこで、日本の漁業協同組合の活動や取り組みを参考に、 漁業者組織の活性化・多様化の参考にしたいとの要望があり 今回、天草漁協上天草総合支所が協力させて頂きました。
(チュニジアは主にフランス語のため、通訳の方を介して講義が行われました。)
天草漁協が行っている、販売・購買・金融・信用・共済・会計などの業務内容についてや 天草漁協大矢野水産物加工場の取り組みなどについて説明させて頂きました。
みなさん、熱心に説明を聞き、少しでもわからないところがあれば すぐに質問されていました。
~講義は無事終了~ 研修員のみなさま、関係者のみなさま 本当にお疲れ様でした。 少しでもチュニジアの漁業の発展に貢献できていればうれしいですね♪ |