そこには、ドルフィンスクエアの部屋があります。 ドルフィンスクエアに、このような展示がしてあります。
「イルカと人がともに生きる二江の海」 二江地区では、昔から裸潜漁業(素潜り漁)が行われています。 イルカが回遊している事でサメが寄って来ない為、安心して素潜り漁ができているのです。 こういった面から、昔から漁業者がイルカと共生しています。
【 現在の裸潜漁業(素潜り漁)の様子 】 ウェットスーツに水中メガネ、足ひれ、体重5%程度の腰鉛など装着して、ウニやアワビ・サザエ・海藻を獲っている様子です。現在の取り組みとしては、海藻やウニの資源管理や、アワビ、赤ウニの中間育成、放流を行なっています。
【 漁場の資源を守る取り組み活動 】 ↓ ↓ ↓ 綺麗な天草の海だからこそ、野生のミナミハンドウイルカが気持ち良く住み続けており、イルカの住み良い場所となる綺麗な海を保たせる為に、ここ、五和町では、五和町二江ならではの漁法と漁業者、地域の住民の取り組みによって資源活動が行われています。
イルカの餌となる小魚を豊富にする為には、どうしても海藻が生い茂る豊かな海でなければいけません。 それには、藻場(もば)が必要になってきます。
この藻場が一時減少した為、漁業者がどうにかできないかと試行錯誤しながら、藻場の再生に取り組み、評価を得て、 第23回全国青年・女性漁業者交流大会において農林水産大臣賞を受賞しました。 藻場再生の取り組みとしてウミアザミの駆除などが行われています。
☆藻場再生の取り組み☆---------------------------------------------
【 ウミアザミの駆除の様子 】 ウミアザミが着生した岩場には海藻が生えない為、ここ、天草市五和町では、漁業者は「藻場」を守る為に軟体サンゴであるウミアザミの駆除を行なっています。 海の資源を守る為に、漁業者や地域の住民により行われている活動です。
【 ウミアザミの駆除の様子 】
ウミアザミが死滅した岩場には、スポアバックにより、放出される胞子が着底し、藻場を形成。 豊かな藻場は、産卵場所となったり、稚魚や小さな生物が育つ場所となります。 こうして、ウミアザミの駆除が行われ、 漁業者や地域の住民の努力により、イルカも安心して暮らせる町づくりが行われています。そして、もう一つ、資源活動に繋がっているものがあります。 実は、皆さんが楽しまれているイルカウォッチングが海洋資源管理活動へと繋がっています。 イルカウォッチングの資金の一部が海洋資源管理活動に使われ、自然を守る為の活動として、役立っているのです。
天草のこと、イルカのこと、地域のことを知る機会でもあります。 天草市イルカセンターへ来てみませんか? 何か新しい発見があるかもしれませんよ(^-^) スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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